徳島県理学療法士会 会長挨拶

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 令和7年4月に実施した徳島県理学療法士会の理事・監事選挙において20名の理事と2名の監事が立候補し、5月11日(日)に開催した総会において、すべての立候補者が承認されました。そして、その後に開催された理事会において私が引き続き会長に選任され、令和7~8年度の執行部体制を確立しました。新執行部においては、新任の理事が4名誕生した他、「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」の改正に伴い、初めて外部役員として新田多門氏に監事を務めていただくことになりました。

2025~2026年度の執行部体制

会長鶯  春夫(徳島文理大学)
副会長兼学術局局長柳澤 幸夫(徳島文理大学)
副会長兼社会局局長直江  貢(鳴門山上病院)
事務局長兼広報部部長向島  充(徳島医療福祉専門学校)
事務局総務部部長出口 純次(徳島医療福祉専門学校)
事務局財務部部長芳野 一也(徳島医療福祉専門学校)
事務局身分保険部部長池村  健(博愛記念病院)
事務局厚生部部長福本 祐士(田岡病院)
学術局学術部部長後藤  強(徳島文理大学)
学術局学術部副部長寺野  誠(三加茂田中病院)
学術局生涯学習部部長平島 賢一(徳島文理大学)
学術局生涯学習部副部長後藤田 晶(吉野川医療センター)
社会局渉外部部長近藤 慶承(徳島文理大学)
社会局渉外部副部長嶋田 悦尚(徳島赤十字病院)
社会局地域リハ部部長上田 朋子(小松島病院)
社会局地域リハ部副部長多田 智彦(リハビリテーション大神子病院)
社会局健康増進部部長別部 隆司(橋本病院)
社会局健康増進部副部長松本 裕美(伊月病院)
社会局スポーツ部部長松浦  康(健祥会学園)
社会局スポーツ部副部長田野  聡(橋本病院)
監事福池 映二(こうのINRクリニック)
監事新田 多門(アクシス)

 徳島県理学療法士会は昭和44年12月に僅か9名の会員で発足し、平成24年には一般社団法人の認証を、平成26年には公益社団法人の認証を受け、現在1,100名を超える団体となりました。令和元年度に設立50周年を迎えた本会は、当初より徳島県内における理学療法の普及・啓発を図るとともに、医療・保健・福祉の増進に寄与することを目的とする事業を行っています。
 私が平成26年度から県士会会長となってからは、公益社団法人を取得し公益事業の推進に力を入れてきました。平成27年度から地域医療介護総合確保基金を獲得し、介護予防推進リーダーや地域包括ケア推進リーダーを育成することにより、市町村の地域包括ケアシステムの推進を支援してきました。最近では徳島県の「フレイル予防推進事業」にも積極的に協力し、上板町や海陽町のモデル事業にも深く関わってきました。これらの結果、令和5年度には徳島県長寿いきがい課に理学療法士が任期付きで雇用された他、令和6年度には徳島県で初めて鳴門市役所に理学療法士が特別職として雇用されました。さらに、毎年本会会員が徳島県知事表彰や高齢者福祉功労者等に対する徳島県知事表彰等を受賞しています。
 また、令和5年度からは介護職の腰痛対策事業として、要望がある施設に理学療法士を派遣し、介助方法の指導や福祉用具の紹介、腰痛体操の指導などを行っています。理学療法士の派遣については、徳島県教育委員会の依頼で県下の小学校や幼稚園に運動習慣形成に向けた講義や実技指導を行なったり、徳島県パラスポーツ協会の依頼で県下の特別支援学級に運動部活動の地域連携を図るための講義等を行っています。
 本会会員の知識や技術の向上を図る目的で、学術的な事業としては、徳島県理学療法士学会や徳島県臨床推論研修大会、学術部研修会、理学療法士講習会、新生涯学習システム研修会、社会局勉強会などを充実させている他、理学療法徳島を毎年発刊しています。なお,令和元年度には第54回日本理学療法学術研修大会を、令和4年度には四国学会創立50周年記念事業及び第50回四国理学療法士学会を本会が担当し盛況に開催することができました。
 令和7年度からもこれらの事業をさらに発展させ、徳島県の理学療法士の知識や技術を高め、さらなる社会貢献を果たしたいと考えています。これからも「前向きにチャレンジ」していく本会に対して、変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。

令和7年6月2日
公益社団法人 徳島県理学療法士会
会長 鶯  春夫